氏名(職名)

김석호(金 碩浩、キム ソコ、Seokho  Kim)

人間福祉学部 講師

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 所属学部・学科

人間福祉学部・福祉コミュニティ学科

 

学歴

韓国・仁済大学  法学部

韓国・仁済大学  社会福祉学研究科 修士課程

日本福祉大学  社会福祉学研究科 博士後期課程

中京大学  経済学研究科 博士後期課程

 

職歴

韓国・金海YMCA社会開発部 失業克服支援センター担当(低所得失業家庭の支援プログラムを実施)

韓国・金海市総合社会福祉館 主任社会福祉士(地域福祉事業および社会教育文化事業担当)

日本福祉大学大学院社会福祉学研究科 COE奨励研究員

日本学術振興会 特別研究員(DC2)

特定非営利活動法人なかよし(精神障がい者就労継続支援B型)  生活相談員

日本福祉大学社会福祉学部および健康科学部 非常勤講師(担当科目:公的扶助論、社会保障論)

金城学院大学人間科学部 非常勤講師(担当科目:公的扶助論)

椙山女学園大学人間関係学部 非常勤講師(担当科目:公的扶助論)

愛知学泉大学現代マネジメント学部 非常勤講師(担当科目:社会福祉援助技術論)

愛知大学経済学部 非常勤講師(担当科目:社会福祉学、社会保障論、社会政策)

愛知県立大学教育福祉学部 非常勤講師(担当科目:社会福祉学概論Ⅱ、社会保障論、ソーシャルワーク演習Ⅲ)

名古屋市立大学人文社会学部 非常勤講師(担当科目:公的扶助論、社会保障論)

 

専門・関心分野

■公的扶助:貧困・低所得者(生活困窮者)の自立支援にかかわる社会福祉政策の分析

■社会保障:格差・不平等の動態分析、家族の介護負担の実態分析、介護労働者の生活と労働の実態分析

■国際比較分析:公的扶助や社会保障制度の国際比較政策分析

■福祉政策評価:統計手法を用いた社会福祉政策の効果(成果)分析

 

所属学会等

日本社会福祉学会、社会政策学会、貧困研究会、医療経済学会、日本生活経済学会

 

学内委員

国際教育研究センター 運営委員

人間福祉学部 入試委員

 

本学における担当科目

■講義科目:公的扶助論、社会福祉論Ⅱ、就労支援論、ソーシャルワーク援助技術論Ⅲ

■演習・実習科目:ソーシャルワーク演習Ⅰ、ソーシャルワーク演習Ⅱ、ソーシャルワーク現場実習Ⅰ、ソーシャルワーク現場実習Ⅱ、ソーシャルワーク現場実習指導Ⅰ、ソーシャルワーク現場実習指導Ⅱ

■ゼミ:福祉コミュニティ卒業研究Ⅰ、福祉コミュニティ卒業研究Ⅱ

 

研究等の内容・実績

 (単行本)

『福祉社会開発学―理論・政策・実際―』ミネルヴァ書房、2008年(共著)

 

(学術論文)

金碩浩(2002)「金海市における要保護高齢者の在宅サービスの実態と活性化方策に関する研究」仁済大学大学院社会福祉学研究科、修士論文(最優秀論文賞受賞、韓国語論文)

金碩浩(2002)「金海における要保護高齢者の在宅サービスの実態分析と見直し方向」仁済大学人間環境福祉研究所『人間環境福祉研究』特集号(韓国語論文)【査読付】

金碩浩(2006)「韓国における『自活事業』の現状と課題―1997年末の経済危機以降における構造的変化の視点から―」、総合社会福祉研究所『総合社会福祉』第28号【査読付】

金碩浩(2007)「韓国における『生産的福祉』政策の導入過程の分析―国民基礎生活保障法を中心に―」日本福祉大学COE Working Paper、WP-2006-05-J【COE審査付】

金碩浩(2007)「韓国における『公的扶助制度の第二次改革』」総合社会福祉研究所『福祉のひろば』2007年6月号【招待あり】

金碩浩(2008)「韓国の国民基礎生活保障制度における『自活事業』の形成と展開―運動と制度化の視点から―」日本福祉大学COE Working Paper、WP-2007-12-J【COE審査付】

金碩浩(2008)「韓国の公的扶助制度におけるワークフェアの構造と課題―国民基礎生活保障法における『自活事業』を中心に―」、日本社会保障法学会誌『社会保障法』第23号【査読付】

金碩浩(2009)「日本の貧困・低所得層に対する政策動向分析―『自立支援プログラム』の導入と強化を中心に」、韓国中央自活センタージャーナル『自活読み』第2号(韓国語論文)

金碩浩(2010)「リーマンショック以降の日本における社会・経済の動向と貧困政策の分析」、韓国中央自活センタージャーナル『自活読み』第3号(韓国語論文)

『反貧困~韓国の現場から』、東海生活保護利用支援ネットワーク、2010年(共著)

金碩浩(2014)「社会的・経済的環境の変化と貧困脱却を目指す『雇用-福祉の連携』に関する分析」、韓国中央自活センタージャーナル『自活読み』第 12 号(韓国語論文)

 

(主要学会報告等)

金碩浩「韓国における『自活事業』とその評価」総合社会福祉研究所、第11回社会福祉研究交流集会in福島、福島大学、2005年9月4日

金碩浩「韓国における『生産的福祉』政策の導入過程とその要因―国民基礎生活保障法を手がかりに―」、日本社会福祉学会2006年度全国大会自由研究発表、立教大学、2006年10月1日

金碩浩「韓国の公的扶助制度におけるワークフェアの構造と課題」、日本社会保障法学会第51回春季大会個別報告、法政大学、2007年5月19日

金碩浩「韓国の『国民基礎生活保障制度』めぐる新たな改革動向とその背景」、社会政策学会、第115回大会自由論題報告、龍谷大学、2007年10月1日

金碩浩「韓国版ワークフェア政策『自活事業』の導入と展開過程の分析―『生産共同体運動』の制度化と自活事業の拡大―」、日本社会福祉学会2008年度全国大会自由研究発表、岡山県立大学、2009年10月1日

金碩浩「韓国の老人長期療養保険制度の労働供給効果―主たる家族介護者である女性家族を中心に―」社会政策学会第137回秋季大会自由論題報告、北海学園大学、2018年9月1日

金碩浩「介護保険制度の需要の価格弾力性の推定―パネルデータによる検証―」、社会政策学会第139回秋季大会自由論題報告、法政大学、2019年10月20日

金碩浩「最低賃金と公的介護保険サービス利用率の因果分析―韓国のパネルデータを用いた計量分析」、社会政策学会第141回秋季大会自由論題報告、オンライン開催(ZOOM開催)、2020年10月25日

金碩浩「最低賃金と公的介護保険サービス利用率の因果分析―韓国のパネルデータを用いた計量分析(修正・加筆版)」、貧困・公的扶助研究会(2PS)、オンライン開催(ZOOM開催)、2021年9月18日

金碩浩「韓国の自活事業における包括的ソーシャルワークの構造分析―過去5年間の事例報告書の分析をもとに―」、社会政策学会第143回秋季大会自由論題報告、オンライン開催(ZOOM開催)、2021年10月16日

 

教育活動の実績

日本福祉大学社会福祉学部および健康科学部(担当科目:公的扶助論、社会保障論)

金城学院大学人間科学部(担当科目:公的扶助論)

椙山女学園大学人間関係学部(担当科目:公的扶助論)

愛知学泉大学現代マネジメント学部(担当科目:社会福祉援助技術論)

愛知大学経済学部(担当科目:社会福祉学、社会保障論、社会政策)

中部大学経営情報学部(担当科目:ミクロ経済学入門、公共経済学)

愛知県立大学教育福祉学部 非常勤講師(担当科目:社会福祉学概論Ⅱ、社会保障論、ソーシャルワーク演習Ⅲ)

名古屋市立大学人文社会学部 非常勤講師(担当科目:公的扶助論、社会保障論)

山梨県立大学人間福祉学部 福祉教育・実践センター企画「多文化ソーシャルワークシンポジウム」の企画・運営、翻訳・通訳(日本語⇔韓国語)2021年12月11日(土)開催

 

職務上(実務上)の実績

韓国・金海YMCA社会開発部 失業克服支援センター担当(低所得失業家庭の支援プログラムを実施)

韓国・金海市総合社会福祉館 主任社会福祉士(地域福祉事業および社会教育文化事業担当)

日本学術振興会 特別研究員(DC2)

特定非営利活動法人なかよし(精神障がい者就労継続支援B型) 生活相談員

 

社会活動・地域活動の実績

韓国・金海市民主青年会 在外委員(現在)

全国公的扶助研究会 会員(現在)

総合社会福祉研究所 会員(現在)

反貧困ネットワークあいち 会員(現在)

東海地域ホームレス・生活保護研究会 会員(現在)

「山梨子ども白書」編集委員会 編集委員(2021年5月20日 ~ 現在)

「山梨子ども白書」編集委員会 事務局長(2021年10月 ~ 現在)

社会福祉法人「やまなし勤労者福祉会」 理事(2021年6月28日~現在)

NPO法人「やまなしライフサポート」運営委員(2021年7月21日~現在)

 日本政策学生会議(ISFJ, Inter Seminar for the Future of Japan)政策提言論文 査読審査員(2021年度)

 

研究・教育・社会貢献に対する抱負

 1.研究に関する抱負

①自立支援
近年、日本では「生活困窮者自立支援法」(2015年施行)が、韓国では「社会的企業育成法」(2012年施行)が導入され、自立支援の形が大きく転換しました。日本の場合、貧困対策が生活保護から地域福祉の領域にまで拡大されたが、韓国の場合は、公的セクターから市場セクターへと拡張したところが転換点の主要な特徴といえます。2つの制度は多様な貧困層を包括する点で共通するが、社会経済情勢が類似するにもかかわらず、市民社会の取り組みやソーシャルワークのあり方など、相違するアプローチも少なくありません。自立支援制度の日韓国際比較研究は、それぞれの国の自立支援制度に示唆を与えるだけでなく、東アジア福祉国家論にも貢献できると考えます。

②計量アプローチによる生活実態分析及び政策評価
計量分析を積極的に行い、貧困研究の裾野の拡大を目指します。最近では、韓国のパネルデータを用い、介護制度が貧困世帯の女性の労働供給を増やしたのか、最低賃金の引き上げが要介護高齢者のいる貧困世帯の生活改善につながったのかを分析しました。これからは、日本家計パネル調査(JHPS/KHPS)等、日本のパネルデータを用いて同テーマの研究を行った上、日韓比較研究も進めていきます。中長期的には、日韓両国のパネルデータを利用し、貧困層の生活実態分析及び貧困政策の評価(DID分析等)に多角的に挑戦します。

③国際比較研究の体制づくり
研究を進めるにあたっては、学術振興会特別研究員(DC2)や「日韓公的扶助におけるワーキングプア対策としての自立支援の在り方に関する比較研究(基盤研究B)」の分担研究者等を通して構築してきた日韓の研究者やソーシャルワーカーとの連携強化を図って行きます。また、山梨地域で構築しつつある研究・実践ネットワークを強化し、地域研究や共同研究も進めていく計画です。

2.教育に関する抱負

①「学生主導型実践教育」を実施
現代社会の貧困はグローバル化に起因する側面が大きいが、問題点は当事者が暮らす地域で具体化されるため、地域が力を合わせ、総力で取り組んでいくことが求められます。その意味から、貧困を学び、反貧困を実践する人材は「グローカルな人材」といえます。その人材育成教育の一環として、貧困を中心としつつも、学生が重視する様々な社会福祉の課題について、自主的に考え、自主的に実践する学生主導型実践教育を実施します。具体的には、小規模実践型プロジェクトを立ち上げ、日ごろから議論を重ねると同時に、地域内での持続的な実践活動を目指します。

②学生の国際交流活動の推進
少子高齢化や貧困・格差の拡大、家族機能の低下など共通の課題が多い韓国との交流は、共通課題への似て非なる外国のアプローチにまで視野が広がり、今後の福祉実践に有意義な効果をもたらすと考えます。単なる海外視察にとどまらず、学生同士の国際セミナーや、希望する学生は1週間から1か月間程度の現場研修も受けられる仕組みを国際交流の一環として推進していきます。

③社会福祉士資格取得のサポート
新カリキュラムへの移行に伴う正規教育をしっかり実施すると共に、社会福祉士受験サポート体制にも積極的に加わったり個別指導を行ったりすることで、学生のニーズに対応していきます。また、福祉職や行政職の公務員を目指す学生への学習指導(福祉系科目及び経済系科目)にも力を注ぎます。

3.地域貢献に関する抱負

①山梨県の貧困・低所得者対策への協力
日本と韓国の公的扶助及び自立支援に関する実践と研究の経験を、山梨県で生活困窮者自立支援を推進する官民の担当者と協力することより、地域社会に貢献していきます。

②リカレント教育・研修及び公開講座等の実施
私の経験からすれば、現場のソーシャルワーカーは再教育への高いニーズがあると考えています。ソーシャルワーカーのリカレント教育の一環として、福祉政策と実践の日韓比較等を中心に情報提供をすると共に、学生のみならず韓国への視察等を希望する方々を対象に海外研修の推進も国際交流の一環として計画していきます。
また、グローカルな問題を地域住民とともに考える勉強会や公開講座の機会を設け、積極的に実施していきます。